取引先が飛んだ!?金銭トラブルを解決せよ!前編

取引先が飛んだ!?金銭トラブルを解決せよ!前編

フリーランスになって多くの人と関わると

信用できるかどうかはっきりわからないまま仕事をすることも出てくると思う。

本当はそれではいけないのはわかる。

わかるんだけれども…

今回はやってしまった、ちゃんとしていなかった私の失敗談の共有です。

ちょっぴり暗い話になるかもですが、私と同じトラブルに遭う人が
少しでも減りますようにとの思いを込めて
ゆるゆると書き綴っていきます。

目次

出会い

フリーランスでやっていくために最初、ネット上のあちこちで営業をした。

とはいえ数十から多くとも200件までのところでそんなヤバい数ではないと思う。

むしろ少なすぎるくらいかと。。。

そこで会社経営をしているという男性から業務委託契約を結べないかという話になり

ありがたい、これで安定に近づく。そう思った。

電子契約書が送られてきてちゃんとした会社でよかったと一安心。

サラッと目を通し、大丈夫、問題ないでしょう。

そう思い契約した。

「仕事きたので○万円でWeb制作お願いできますか?」

「やらせていただきます、よろしくお願いします」

全てが順調

滞りなくやりとりをし、制作も順調、私自身技術的に難しいところは
外注さんにも頼んでスムーズに納品まで終わらせた。

さて、月末になって請求書を出した。

月末締め、翌月末払いの9万円弱

受理しましたとの連絡が来た。

問題はここから

月末になっても支払いはありません。

あれ?おかしいな…どうしたのかな、連絡してみよう。

「いつもお世話になってます」から丁寧に支払いの件に関してのお伺いメールを送った。

すると

すみません、○月中旬から体調を崩してまして、入院になってしまったんです。
また落ち着いたらご連絡させていただきますね。

○月中旬からって…もう3週間も経つのにまだ入院?…怪しい…

案の定、待てど暮らせど連絡はこず

その月もさらにその次の月もこちらの連絡をスルーし
LINEなんて既読さえつかない。

あぁやったわ、これ多分…常習だな。。

やっとどうにかしようとし始める

今更になって契約書の住所を調べると

貸オフィスの住所になっている…なるほどねぇ。。。

電話番号はかけてみるもすぐ転送になり

数回ならした挙句

お出になりません、再度お掛け直しください、プツッ…プーッ、プーッ、プーッ、プーッ…

これはしくじった…ちゃんと確認しなかった私が悪い。

とはいえ、相手には支払う義務があるし、こちらにも受け取る権利がある。

そこで、知り合いに相談すると裁判所の支払督促があることを教えてもらえた。

しかしその前に法テラスという手段もあるよとのことで

まずは法テラスへ無料相談の電話をしてみることにした。

すると…

法テラスってこんな感じ

「法テラスというのは誰でも相談できるというわけではないんですよ」

絶句…

そうらしいです。知らなかった。。。

審査というか相談するには法テラスが決めた基準を通過する必要があるそう。。。

私が聞かれたのは

・職業
・住所
・年齢(○○代)
・家族構成
・家族それぞれの所得
・トラブルの内容
・回収したい金額

結果、法テラスでは相談いただけませんとのことで次に勧められたのは

司法書士総合相談センター

だけど…月2回しか相談できる機会はなく、電話からまた始まるとのこと…

なんだかたらい回し状態じゃない?お金払ってもらうだけにこんなにあちこちするの?

まぁ…そうだよねぇ…色々ややこしいんだろうねぇ。。。

なんだかもうやる気無くした。。。疲れたよ。。。

とりあえずちょっと休む…

もしかしたら裁判所の督促の方が簡単で早いんじゃないか!

そう思い市内にある簡易裁判所へ行ってみた。

紺色のゆったりしたスーツをお召しになったおじいちゃんが対応してくれた。

一つ一つ丁寧に私の事情を聞き、

裁判所ではこんな手続きができるよー
このくらい時間がかかって
このくらいお金かかるよー

と小学生でもわかるくらい優しく説明してくれた。
もしかしたら孫だと思って話してくれてるんじゃないかというくらい優しかった(脱線)

回収金額により手続きの金額も変わるそうですが…

私の場合は少額なので数千円から1万円程度で申請手続きができるような話だった。

ここまではとてもスムーズ

申請書類の書き方はネットでも出てるし、わからなかったらここへまたきたら教えるから

資料用意しておいでと言ってくれました(生き仏とはこのことか涙)

しかし、問題はここから

それで、相手はどこの人かな?住所は?と聞かれ

「住所が…貸オフィスなんです…」と答えると

それを聞いたおじいちゃんの顔が一瞬で曇った

これは督促が相手に届かない可能性が大きい…

もしそこに相手がいたとしても居留守を使われるとまた別の手続きをすることになる

相手が逃げれば逃げるほど追いかける手段はあるものの、

こちらの費用と手間がどんどん増えてしまう。

もしもあれこれ手を尽くした挙句、回収に辿り着けなかったとしたら

こちらが損ばかりすることになってしまう。

おじいちゃんは悲しそうな顔をした…

「多分この人、常習な気がするんです…」

そう伝えると、お金の話だけでもないんだなと悟ってくれたのか

また出来得る手続きの話をしてくれた…一通り説明した後

方法はたくさんあるんだけどね、本当に一人でやろうとすると

思った以上に多くの壁にぶち当たることになって

途中で心が折れてしまうよ

被害者団体でも作って何人かで折半して弁護士を雇った方がいいかもしれない

…また私が力になれるようだったらここへおいで。

そう言ってくれた…

やり場のない気持ちだけが残り、無性に甘いものが食べたくなったので
スーパーでおはぎ3個セットを買い、秒で全て平らげてやった!(誰得情報?)

次回へ続く…

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この記事を書いた人

Webデザイン、Web制作、サムネ・バナーを作成しています。プログラミング学習→出産→デザインへ転向→サムネ作成→バナー→Webデザイン→WordPressで制作も。現在は子育てしながらアクロバティックに仕事をしております。

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