これまで何度も転職を繰り返してきた私のしょうもない経験をお話します。
今回は旅館で中居として勤務していた時のお話。
よくある旅ホ(旅館ホテル)の定番怪奇現象…
ではないのでちょっとしたネタとしてお楽しみください。
ちなみに私自身は名探偵コナンでさえ観れないほどの怖がりです、ご安心ください。
観光地にある老舗旅館
知り合いのツテで働かせていただくことになり、一年ほど勤務した老舗旅館。
昭和天皇がご宿泊なさった豪華絢爛なお部屋もあり、手すり、階段、天井、間取り、
全てが情緒に溢れ、どこをみても素晴らしかったです。
耐震の関係で修繕をしたいとのことでしたが現代の職人技術では修復不可能なほどの文化財で
技巧を凝らした装飾がなされ、欄間なんて素人の私が目にしてもまさに圧巻!
(読めない人います?らんまですよ、一例として写真貼っときますね)
![](https://pakolog.org/wp-content/uploads/2023/02/24435122_l-1024x768.jpg)
日本家屋に携わる職人さんが宿泊された時の感動は何分にもわたるほど熱く語られ、
スタッフとしても困ってしまうレベルでした。
さて、この旅館、私的にはとにかく素敵だったのですが、お客様からのクレームもあったそうです。
それがこちら。。。
ふすま鏡
一般的なお家では見かけることはほぼないかと思いますが、押し入れのふすまが三重になっていて、
そのうち一枚のふすまが姿見になっている、という粋なもの。
おしゃれですよねぇ、うっとり。
![](https://pakolog.org/wp-content/uploads/2023/02/IMG_6579-503x670-1.jpg)
現在ではお客様を客室へ案内する際必ず鏡の存在をご案内することになっているのですが、
その理由となったのが今回お話しするホラーなクレームだった…と先輩の中居婆さんが言う。
説明がなかった!
真夜中、お客様(年配のマダム)は何かを思い出し、真っ暗闇の中、
家族を起こさないようにと気を使い電気もつけずクローゼットを探した。
そして、うっすら見える引き戸の取手に手をかけ、ふすまを引いた。。。
普通ならその奥に、かけてあるはずの上着や、しまってある旅行かばんなどがあるのですが、
先ほどお伝えした通り当館は一枚ふすまが多い。
それも写真では一番奥のふすまでしたが挟まれた真ん中のふすまが鏡な仕様。
不運にも鏡の真ん前にある襖を開けてしまったマダム…
幽霊!!!
うすら灯りの中
鏡に映った自分の顔を見て思わず
ギャァあああああああ!!!
大声をあげてしまったお客様。
そして恐怖が怒りに変わり、気が収まらなくなってしまったマダム
夜中のフロントに激怒の電話
夜勤スタッフも訳がわからず申し訳ございませんと平謝り。。。
お客様を案内したのは誰ですか?
翌朝、朝礼で昨夜の出来事から全てのお客様に姿見の説明をするようにと対策がなされました。
案内した中居はお客様に謝罪を入れに行くこととなりました。
なんだかなぁ。。。
ちゃんちゃん。
お話は以上です。
本当にどうでもいいネタでしたね
楽しんでいただけましたでしょうか?
日々の疲れを少しでも癒していただけたら幸いです。
ではではまた次回。
真面目な話もしていきますねwおやすみなさい。
Sweet Dreams…